
単なる家具や内装といった概念しかもっていないようでは、これからのインテリアデザインを考えることはできません。
他のコーナーでもお話しましたが、昔であればインテリアの意味は、単純に家具や内装であったわけで、消費者のほうも、インテリアを提供する側も、それ以上のことについては考える必要はなかったのかも知れません。しかしインテリアという言葉の概念が、時代とともに変化する状況にあっては、単なる家具や内装といった意識では、これからの「消費者のニーズ」に合ったインテリアデザインを具現化することは出来ないと言えるでしょう。
21世紀におけるインテリアデザインに携わるならば、インテリアの歴史などについての理解はもちろん、最新の設計技術に至るまで、インテリアデザインに関わる様々な知識が必要と言えます。まずインテリアの歴史を学ぶことで、過去にどのような社会的背景において、どのようなインテリアが必要とされたのかを知ることが出来ます。これはすなわち、今後のインテリアの流行や傾向を推測するための、最良の教材となるわけです。
コンピュータが普及し、インターネット等を駆使して、あらゆる情報を得られるようになった現代。ともすれば、過去のインテリアなんて古臭い、ダサいといった感覚になりがちです。しかし、過去のインテリアの中には普遍的な美や機能をもったものも少なくありません。これからのインテリアデザインにおいても、温故知新の意識は必要なのではないでしょうか。
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